十数年ぶりに訪れた尾道では、当然といえば当然だが、あれこれの変化が散見された。

慌ただしい滞在ではあったが、目に止まったものを列挙すれば...

・駅舎が改装されて観光案内所や土産物の店ができていた

ジョンバーガーの閉店

10円で動くオバケのQ太郎がなくなっていた(昭和のデパート屋上によくあったやつ)

・オモチャ屋の店頭にあった巨大ウルトラマンエースが消えていた

・尾道ラーメンの店がやたらと増えていた

備前焼の店ができていた

・その他新しい飲食店多数、ということは消えた店も多数ということ

・全国的にも有名だった舶来酒場暁がなくなっていた

私的にはジョンバーガーが閉店していたのがとても残念だった。

俺がチェーン店以外のハンバーガー、いわゆるクラフトバーガーを初めて食べたのがこの店だ。

パンズの内側がパティと一緒に鉄板で焼かれており、一口ほおばる度にサクッ!とした食感が新鮮だった。

それでいてオープン当初はチーズバーガーでも500円しなかったと記憶している。

昨今クラフトバーガーといえばフライドポテトとセットのプレートで1,800円など当たり前なので、ジョンのそれはあまりに激安だった。

よってジョンバーガーではチーズバーガー、照り焼きバーガー、フィッシュバーガーの三つを食べるのがいつものお決まりだった。

閉店からまだ日が浅いのか、店のシャッターには今までありがとうの張り紙が多数貼り付けてあった。

それらを読むと、どうもビルの老朽化が閉店の理由のようだが、立ち退きの際にビルオーナーと一悶着あったようで、それに対する悲しみの声も散見された。

暁の閉店も意外だった。

かつて尾道では昼の朱華園、夜の暁と称される程の有名店で、小栗旬が来店して更に人気が出ていたように思う。

一体何があったのか?

暁が建物ごと消滅して久保地区の種火が消えてしまった、久しぶりに訪れての地区の廃れぶりにそう言わざるを得ない。

ちなみに久保地区とは昔遊郭が軒を連ねた一帯であり、遊女が容易に逃げられないよう路地をわざと迷路状の作りにしてある。

そんな夜の町も今では全く寂しい限りだが、かろうじてまだ一部の店が営業を続けており、人影の消えた迷路に妖しくネオンが灯っていた。