その日、スペアリブが食べたくなったので近所のスーパーで骨付き豚を買い、仕込みを始めた。

ジップロックに各種調味液を入れて混ぜ込むだけなので、俺に言わせればスペアリブは超簡単料理の部類に属する。

最低限入れるのはウスターソース、ケチャップ、醤油、メープルシロップ、カレー粉、おろしニンニク。

もちろん蜂蜜でも構わないが、冬場に固まってしまうという理由により我が家ではもっぱらメープルシロップを使っている。

これらだけでも十分に美味しいが、より味を複雑にするため生姜やオイスターソース、柑橘系の余った皮などを適当に放り込んでも良い。

ただし、五香粉や八角を入れる時は要注意。

中華風で食べたいならいいが、味の存在感あり過ぎなので、そうでないなら入れない方が良い。

これを一晩漬け込めば出来上がりなので超簡単である、のだが...

先日仕込んだスペアリブの骨の角に尖った部分があったようで、まんべんなく漬かるよう何度か上下をひっくり返す内にジップロックに小穴が開いてしまい、冷蔵庫内で液が漏れてしまった。

よって、今も冷蔵庫開ける度にスペアリブソースの香りがする。

スペアリブは仕込みは超簡単だが、家で焼くのが案外手間という方も多いのではないか?

確かに俺も以前はそうだった。

よってスペアリブは煮込むか野外BBQで焼いて食べるもの、といったイメージが強い。

しかし、今の我が家にはこれがあるので焼くのも超簡単。

適当に4,5分焼くだけなのだが、俺のこだわりとしては最後の1分ほどは最高温度に設定し、その後OFFにしてしばらく放置。

たったこれだけで旨そうな焦げの付いたスペアリブが完成する。

あまりに簡単過ぎて拍子抜けするくらいだ。

指をベタベタにしながらかぶりついて飲むビールやコークハイの旨いこと旨いこと。

ホロ苦い焦げ目と豚の甘い脂がたまらない。

既に熱風調理器を持っていて肉好きの方にはぜひすすめたい。

ちなみに我が家は焼き肉もこれで焼くが、それについてはまたいつか。