俺が高校野球で一番好きなシーン、それは試合終了後、勝ったチームの校歌が流れる中、方や負けた側のベンチ前で選手が泣いている場面。

特に夏の高校野球では毎試合この光景が見られる。

若い命が燃えている、そう思う。

「なあ君たち、負けてさぞ悔しいだろうが、そんな悔し涙を流せるのはとても尊いことでもあるのだぞ」

などと、心の中で語り掛ける。

俺が打ち込んだ競技は空手であり、大会に出たことはあるものの、負けたところで泣くことはなかった。

団体戦もあるにはあったが野球等のチームプレイとは大きく違い、それはあくまで個人競技の延長。

よって、チーム全員で戦った一体感による嬉しさや悔しさを俺は知らない。

なので、あのシーンが余計にとても尊いものに見える。

仕事によりまともに観られるのは日曜日の数試合のみで、今年もあっと言う間に終わってしまった夏の甲子園。

それでもまた来夏が楽しみだ。