以下、私の密かな夢三つ。

一つ、駄菓子屋を兼ねた子供食堂をやりたい。

駄菓子屋と併設であれば気軽に入ってもらえるだろう、という意味において、この場合駄菓子屋はあくまでオマケ、子供食堂がメインである。

お腹一杯食べられない子供たち、カップ麺や菓子パンばかり食べている子供たちに温かみのある手料理を食べさせてあげたいと心底思っている。

意外に思われるかもしれないが私は料理がそれなりに得意であって、毎週日曜日は私が家族の食事を作っている。

もし私が治療家になっていなければ、今頃は間違いなく料理人だったと思う。

唐揚げ、焼きそば、カツ丼、カレー、手製ハンバーガー、ナポリタン...等々を上記のような子供たちに腹一杯食べさせてあげたい。

私が好んでよく作る各種定食、つまりは筑前煮と豚汁の定食、焼き魚とひじき煮物の定食、生姜焼きと味噌茄子の定食、チキン南蛮と煎り豆腐の定食...等々もぜひ食べて欲しい。

漬け物は当然手製のぬか漬け。

おかずとご飯はいくらでもおかわりOK、希望があれば翌朝用に弁当の持ち帰りも行う。

子供食堂といえば月に一度や二度が一般的なようだが、(やらないよりはもちろんいいが)全く少なくないか?

私はそれを日曜日以外の毎日やりたい。

それが自分の孫であれ他人の子であれ、成長期の子供には毎日腹一杯ご飯を食べて欲しいではないか。

いつも店番している無愛想な頑固じじい、だけど料理はなぜか上手でいつも腹一杯食べさせてくれる...そんな存在に私はなりたい。

しかしながら、これをやるには私は気功治療院白樺を閉院しなければならない。

よって、現状は子供食堂などに支援を行うのみで実現には至っていない。

 

二つ、子供屋台食堂二郎。

私は毎夜、屋台を引きたい。

提供するのは二郎風の野菜たっぷりラーメン。

もちろん儲けたくてやるのではない。

これも十分に食べられない子供たちに無料で腹一杯食べさせてあげたいという気持ちからのもの。

麺は少な目にして野菜マシマシにすれば栄養面でも良いだろう。

自宅前に屋台が通れば、

「ああ、また来てくれた」

と、出てきてくれるのではないだろうか?

これも当然毎晩やる。

駄菓子屋兼子供食堂は現状では明らかに無理があるので、ならば屋台であれば何とか気功治療院白樺をやりながらでも可能ではないか?

などと真剣に考えてはみたものの、いかんせん私は極端に早寝早起きなので世間の夕食時に屋台を引く時間がない。

加えて日々すき間なく治療があるのでスープやチャーシューなどの仕込みをする時間もない。

妻が専業主婦であれば手伝ってもらうのだが、妻は妻で私とは全く別の自分の分野の仕事がある。

よって子供屋台食堂二郎も今のところ実現しそうにない。

 

三つ、改めて世界中を旅してみたい。

かつて私は高校を卒業してから京都仏眼鍼灸理療専門学校に入学するまでの期間を利用してバックパック旅行をしたことがある。

今思えばかなり無謀な旅ではあったが、その時の思い出が私の人生において今でもダイヤモンドの如く輝き続けている。

それ以来、また海外をあちこち巡ってみたいという願望はずっと胸の内にあった。

一人で気功治療院をやっている以上、一番非現実的かつ壮大な夢に聞こえるかもしれないが、案外この夢が最も実現しやすい。

というのも、気功治療院白樺の業態を遠隔治療専門に変更するだけで事足りるから。

私は妻と一緒に、望むなら息子たち家族も一緒に、たまには一人で...客船ツアーで世界中を巡りながら日々船内で遠隔気功治療を行うという構想である。

この業態であれば仕事をしながらでも世界中をあちこち旅することができる。

南極大陸に上陸してペンギンと触れあってみたいし、アフリカの地平線から昇る朝日を見てみたい。

大谷翔平の試合をドジャースタジアムで観てみたいし、カリブ海のビーチに寝そべってカクテルを飲んでみたい。

これらは私が本当に実現したいと強く望むのであれば明日にでもツアーに予約できなくはない。

しかしながら、私にはそれ以上に最優先すべきことがある。

対面治療を無理矢理に止めてしまえば多くの方々から怒られたり反感を買うことは避けられない。

その中には私が開業した当初からの依頼者様も当然含まれてくるだろう。

今と比べれば当時のつたない私の技量を暖かく見守って下さった方々でもあるので、恩を仇で返すような真似は決してできませぬ。

加えて、遠隔治療専門にしてしまえば更なる技術の向上の面においても大いに問題がある。

というのも、これは皆様にも感覚的に理解して頂けると思うが、目の前にいる人物の方が邪気やオーラの変化が手に取るようにわかりやすい。

遠隔治療に用いる写真においても瞬時に邪気やオーラが変化するのがわかるのだが、単純に面積の問題として迫力に欠ける。

等身大に画像をプリントアウトすれば同じになるのかもしれないが、掛かるコストや管理の面から採用していないし、今後もするつもりはない。

正真正銘本物の気功治療を提供しているプロたるもの、実際に目の前におられる依頼者様から発せられる邪気やオーラを生で確認してこそ眼(この場合の眼とは第三の眼のこと)の訓練になると強く信じている。

そんなわけで私は気功治療院白樺を遠隔治療専門にすることができない。

今後も世界旅行のためにそうすることはないだろう。

ただし、予めお断りしておくが、いつか私が治療院まで出向くのが肉体的体力的に困難になった場合は遠隔専門にして引き続き仕事をさせて頂きたいと強く願っている。

ただし、その時はたとえ遠隔専門とて海外客船の旅はもう無理だろう。

よって、私が密かに抱いている夢はいずれも実現しなさそうではあるが、日々こうして皆様を治療させて頂いていることそれ自体がいかにとんでもなく幸せであるのかは十分以上に理解している。

よって上記に書いた夢は実現しないものの、一番の夢はもう既に実現しているともいえる。

本当にありがとうございます!

心の底からの感謝を!!!!!!!!!!!