*当記事は新型コロナウイルス(武漢熱)が世界的に大流中の2020年3月に書かれたものです。

タイトルを見て、もしかしたら、

「白樺では新型ウイルスの感染予防及び治療も行っています!」

などといった宣伝文句が飛び出すと思われただろうか?

それは違う。

今回の世界的な新型ウイルスの流行により私の治療院も少なからず影響を受けている、そんなお話。

現在、私は東京及び大阪での対面治療、及び、全国区や海外への遠隔治療を行っている。

このうち、感染の確率を少しでも下げて頂くため、東京と大阪での対面治療については騒動が一段落するまで遠隔による代替治療をお願いしている。

ただし、中には対面治療でないと絶対にイヤという方も当然おられる。

そのような場合は引き続き対面による治療を行っているが、私がそう言うのであれば、あるいは感染リスク等々により、新型ウイルス騒動中は遠隔治療に変更しても構わないという方も7,8割おられた。

さらにその中のおおむね7,8割の方から、

「ウイルス収束後も遠隔治療でお願いしたい」

といった旨の申し出を受けている。

治療院まで通う時間と交通費が節約できるので、治療効果が同じなのであれば遠隔で十分、そう体感して頂けたようだ。

この場合、効果が変わらないというのは決して宣伝文句ではなく、白樺の場合は本当にそうなのである。

対面治療と遠隔治療とでは全く質の違う治療をしているように思われるかもしれないが、他の院はともかく、私が行っている対面治療は本質的には距離30cmの遠隔治療である。

この30cmが1mになろうが10kmになろうが1,000kmになろうが、やっていることはどこまでも同じ。

そもそも私の治療は非物理的であり肉体的な治療を行っているわけではないので、お互いの距離は関係ない。

今回の新型コロナウイルス騒動は、その理屈を実際に体感して頂ける良い機会になったようだ。

また、私としても今回そのような反応を得ることができたので、今後は遠隔を治療の中心にすべく院の運営をシフトしていこうと思った次第である。

以前から考えていた人生プランとして、私が80歳になったら、あるいは体力の衰えを感じたら、遠隔治療一本に絞ろうと思っている。

仕事場通いによる体力の消費を避け、自宅で行う遠隔治療の為に気力体力を使い切りたい。

80歳といえば今からまだ25年後のことではあるが、言葉の響きほどに豊富な時間があるわけでもない。

よって、今の時点から徐々に遠隔治療中心にシフトするのもいいかもしれない。

そういう意味においても今回の新型ウイルス騒動は私の治療家人生において一つの転機になったようだ。

私は何ごとにも感謝しているので、となると、新型ウイルスにも感謝すべきか?

いや、それはないな。

 

新型コロナウイルス(武漢熱)の騒動によるもう一つの影響。

それは日曜日の過ごし方、すなわち私の休日の過ごし方が変わった。

休日といえども平日と全く同じで夜明け前に起きることに変わりはない。

ただし、瞑想等々の一連のルーティンを終えた後に外出することがなくなり、家にいる時間がめっきり長くなった。

職業上、私は風邪を引いたり二日酔いになることが決して許されない人種だ。

ましてやウイルスに感染するなど絶対にあってはならない。

そのような休日の時間を利用して、感染予防のための邪気抜きの合間に今まで日々治療で忙しくて書くことができなかったコラムをハイペースでアップしている。

なぜそうするのか?

限りある治療時間ゆえに軽い挨拶が済めば直ちに本題に入るのが私のいつものスタイル。

稀に話の止まらぬ依頼者の方もおられるが、治療時間をいつまでも談笑に充てるわけにはいかない。

私の仕事の第一は楽しい時間を過ごして頂くことではなく、依頼者の訴える症状を取り去ることにある。

そのためなら、他のことが多少犠牲になるのはやむを得ないというのが私の方針。

よって、私が一体どのような人物なのか、何を考えて日々治療しているのか、それらをできるだけ知って頂くため、あるいは談笑の代わりとしてコラムを書いているという意味合いもある。

たから、コラムを書いてアップするという行為は私にとってとても大切なこと。

折を見て今後も執筆を続けていきたい。

なお、最初の頃はですます調で執筆していたものの、そうでない方が私のイメージに近いというご指摘を多く頂いたので、今では自由な文体で執筆させて頂いている。

あしからず。