「早々に治療してもらったようで、どうもありがとうございました」

といった内容のメールを受け取ることがあるのだが、これについて一つ奇異なことがある。

私は無料体験申し込みの連絡を受けたのみでまだ全く治療をしていない段階にも関わらず、そのような内容のメールが届いたりするのだ。

私はそれをプラシーボ効果によるものか、あるいは本人の気のせいくらいに思っていた。

このような現象は以前からポツポツとあったのだが、今年(2019年)の夏以降、その数が急激に増えた。

全員が直ぐに変化を報告して下さるわけでもないので、実際には私が把握している数よりも多いと思われる。

よって、最近では新たな申し込みを受けるたびに、

「ひょっとしたらまたあの現象が起きるのではないか?」

と思うようになった。

そして、それは実際に起きる。

つまりは、私が依頼者の症状を認識した時点で勝手に治療が始まっているということになる。

経絡指圧の世界には「診断即治療」という言葉があるが、ならばこれは「申込即治療」ということになるだろう。

治療家としては妙な気分だが、依頼者の方の症状が少しでも早く楽になるのであれば私はこの現象を大歓迎している。

なぜここでこのようなことをわざわざ書くのか?

別に自慢したくて書くのではない。

それは、初回無料体験を申し込まれる方々に対してこのような現象を期待して頂きたいからである。

正確に申せば期待ではなく、そうなるようにぜひ祈っていただければと思う。

祈っていただくことによって、そうなる確率が高くなると確信するからである。

現在、このサイトには過去の経験上からして「最短で明日には症状消失」と表記しているが、この現象が更に当然のように起きるのであれば、「最短で今日には症状消失」と修正しても許されるだろう。

この現象を受けて、私の方でも大きく変えたことが一つある。

新たに無料体験の申し込みが届くと、以前であれば昼休みなどに文面を流し読みして直ぐに閉じていた。

今はそうではなく、一度膝を正して瞑想状態に入り、そこに書かれている症状及び心情をありありとイメージしながら丁寧に読むようにしている。

そうすると、全員が全員ではないが、そこから後は私が何もしなくても勝手に治療が始まるようだ。

ひょっとしたら私は治療家として第二のギフトを手に入れたのかもしれない。

けれども、もしそうであるならば、このサイトも全面的に修正しなければならなくなってくる。

その現象の前にはもはや経絡もホメオパシーも、補法も瀉法もへったくれもない。

とりあえず、私としては新たな局面に感謝しつつも通常通り淡々粛々と仕事をするだけである。

ここから後のことは天の導きにより成るように成るだろう。