好転反応とは漢方薬や鍼灸治療等の東洋医学的な治療を受けた後に出現する様々な症状の総称のことを言います。

白樺の気功治療においてもそれは起こります。

必ず起こるというわけではないのですが、過去の経験上、約三人に一人の方は何らかの好転反応を体感されるようです。

好転反応が起こると、

症状が一時的に悪化したように感じられる...

症状の位置が移動する...

患部や手が熱くなったり発熱/発汗する...

体が軽くなる/重くなる...

高揚感や倦怠感...

眠気、吐き気、下痢...

等々の様々な症状が出ます。

なぜこのような現象が起こるのか?

私の治療を受ければ今までの人生において時限爆弾のように体内奥底に蓄積された邪気が対外へ抜け出ようとします。

その過程において表面まで浮上してくる邪気が様々な症状となって現れるからです。

体感的には区別が付かなくても決して身体が悪くなったわけではなく、それこそが治癒の前兆現象なのです。

好転反応を水道管の掃除に例えればわかりやすいでしょう。

管の内側にびっしりと汚れが沈着している分には一見綺麗な水が蛇口から流れ出てきます。

しかし、ひとたび管の内側に溜まった汚れを掻き出すと蛇口からは汚れた水しか出てきません。

好転反応とはそういうことです。

 

東洋医学の根底には円の思想があり、西洋医学のように症状を上からの力で無理矢理押さえ込むようなことはしません。

むしろ相手の力を利用して受け流します。

そうやって力を逆利用してピークを越えた症状は後は自然に下降へと向かいます。

流行しているものを更に流行させると、あっと言う間に世間から消えてなくなります。

あるいは、ボクシングに対する合気道や柔術との関係とも言えます。

好転反応もそれと同じです。

我が国における漢方医学の大家吉益東洞(よしますとうどう)は、

「好転反応なくして効果なし」

とまで言い切りました。

よって、治療後に一旦症状が悪化したように感じられる場合においてもどうぞご安心下さい。

それは白樺が純東洋医学的に優れた治療を提供している証でもあります。

どうかこの点予めご理解願います。