以下は春日大社の宮司から聞いた話...
みなさん、太陽と聞けばどんなことを連想するだろうか?
暖かい(暑い)、明るい、恵みの光...
誰に訊いても概ねこれに類する答えになるだろう。
ならば更に一つ訊ねよう。
太陽が暖かくて明るいというのであれば、なぜ宇宙は真っ暗で冷たいのか?
太陽が恵みの光であるならば、宇宙空間は地球よりももっと明るくて暖かいはずだ。
けれどもその姿はどこまでも暗く、どこまでも冷たい。
なぜこういうことになるのか?
それは地球に大気があるから。
太陽の光は宇宙に等しく降り注いでいる。
けれども、大気がなければその恩恵を十分に受けることができないのだ。
春日大社の宮司はこの大気こそが人間における感謝なのだと仰った。
天は万物に等しく恵みを与えている。
その恩恵を受けることができるのは感謝の心があってこそだと仰った。
私は仕事柄、毎朝の早起きは欠かせない。
散歩、太陽礼拝、柔軟体操、気功、瞑想、そして感謝の時間...
長い間続けている朝のルーティンである。
みなさんは宮司の話をどう思われただろうか?
もし何か感じるものがあるなら最低でも一日一度感謝の心をお忘れなく。