いずれ皆様にお詫びしなければならないことがありますので、予め告知させて頂きます。

というのも...

私の職業はどこまでも治療家であって、依頼者の方々と対面なり画像で向き合っている時間以外の時間は全て副次的なものであると考えている。

ところが、この副次的な時間が年々増加してきており、特に最近、その傾向が著しい。

その大きな原因の一つがコロナ禍による遠隔治療件数の増加である。

従来、対面治療により私の治療を受けられていた方の多くがコロナ禍によって遠隔による治療にシフトされた。

それは私が推奨したことでもあるのでとてもありがたく思っているが、何事にも表と裏があり、良いことずくめというわけにもいかない。

私の遠隔治療を受けておられる方々は既によくご存じのことだが、私は治療日前日及び当日において依頼者の皆様に必ずメールを送るようにしている。

すなわち、前日のメールにおいては症状の状態を確認し、併せて、今回が何回目の治療になるのかをお伝えしている。

症状の確認は当然として、後者はもし回数を間違えてしまった場合、ちゃんと検証できるようにするためにも必要なことである。

治療日当日においては、治療を予定通り終えた旨をお伝えしている。

遠隔治療は対面治療に比べてどうしてもお互いのコミュニケーションが不足してしまう。

なので、どんなに忙しかろうが前日及び当日のメールは欠かさず送ってきた。

特に治療を行うことにつき事前告知なしでいきなりの事後報告だけは絶対に避けてきたし、この方針は今後も変えるつもりはない。

ただし、ここまで遠隔治療の件数が増えてくると、私にとって日々のメールが負担になっているのもまた事実である。

各依頼者様の症状や画像については守秘義務もあるので他の誰かに任せるわけにもいかない。

日々、治療だけに集中できればどんなに良いだろうか。

従来であれば対面治療の当日キャンセルが出た場合などは瞑想や読書、散歩などで一旦リラックスしたものだが、昨今ではメール作業に追われている。

これは決して良い傾向であるとは言えない。

しかも、できるだけメール件数をこなそうとするあまり、Aさんに送るつもりのメールをBさんに送ってしまったり、変換された漢字をよく確認せずに名前を間違えてしまったり、下書きとして保存するつもりのメールを送信してしまったり...等々のミスが起きている。

日々メール作業に追われるような昨今の状況ではこのような凡ミスは今後も起き続けるだろう。

そこで私が考えた対策が、当日の治療終了報告メールを省略させて頂く、というものである。

これを実行すれば、私が日々送信するメールは単純に今の半分に減るのでかなり時間が節約できる。

今後、新規患者からの治療依頼を全てお断りするという手段もあるにはあるのだが、気功治療の素晴らしさを広く世の方々に知って頂くべく開業以来ずっと無料体験を続けてき私の思いからは完全に相反する。

そもそも治療を希望する方がいれば無視などできるものではない。

あれこれと手段を考え、これならば何とか許されるのではないかと残ったものが当日治療終了メールの省略である。

とはいえ、安易にこの手段を導入するつもりもない。

予定通り治療が終わった旨の報告メールは今後も送って欲しい!と思われる方は絶対におられるはずだ。

一人に送るのであれば全員に送るのが筋というもの。

一人だけを特別扱いするわけにはいかない。

よって、私の気力体力が充実している内は私が工夫すればいいのである。

(そもそも、気力体力が充実していないのなら他人様を治療する資格などないが。)

睡眠時間はたっぷりと取っているし、日曜日の私は自由だ。

まだまだ時間に余裕はある。

ただし、(ありがたいことに)このままのペースであればいずれ私の日曜日は間違いなく無くなるし、当日の治療報告メールを省略させて頂く日が来るのは避けられないことだと思われる。

十分な治療時間を確保するために水面下では既にあれこれ工夫しているが、当日メールの省略はとても大きな変更になるので、こうして予め告知させて頂いた次第である。

全ては充実した治療のために。