我が日本は海の幸に恵まれているので美味しい刺身が存分に堪能できる。

世界になぜ刺身文化が広まっていないのかといえば、それは単純に生魚が美味しくないからだと察する。

やはり刺身は適度に脂の乗ったのが美味しい。

沖縄の脂気ゼロの刺身も泡盛と一緒に楽しめばそれなりに美味しかったわけだが、それでも日本海の脂の乗った寒ブリなどの刺身と比べれば別物と言える。

刺身には、否、刺身にも小うるさい俺だが、食して最も楽しめる刺身はカツオであると思う。

それも秋の戻りカツオが良い。

何が良いかと言えば、それはもうツケダレの豊富さにある。

わさびは言うに及ばず、からし、生姜、ニンニク、ポン酢、マヨネーズ、果てはソースに焼き肉のタレ等々、何を付けても楽しめる。

俺の食の経験上、こんなに懐の深い刺身はカツオだけだろう。

もちろん鮪その他の刺身も好きだが、ソースなど付けようものなら素材の味をブチ壊す。

かつおの懐の深さは何も俺が勝手に言っているわけではない。

かのグルメ漫画食いしんぼうに、カツオ漁船の漁師がカツオの刺身をマヨネーズに付けて食べるエピソードが紹介されている。

俺がそれを真似たのがそもそもの始まりだが、更に応用してマヨネーズにプラスニンニク、生姜、カラシ等々、これまた何でも合う。

もし何も考えずにわさび醤油で食べているのであれば、是非あれこれ試されたい。

きっと新しい刺身世界が拓けよう。