突然だが、新コーナーを始めようと思う。
その名も「診察室にて」。
とはいえ、これは構想としてはかなり以前からあったもので、
「いつかは始めなければなぁ...」
と、ずっと心の片隅に引っかかっていたことではある。
日々の忙しさにかまけて今までズルズルと先延ばしにしてきたが、今後今より暇になることはまずないだろうし、というかありがたいことに年々忙しくなっているので、ならば忙しいなど何の言い訳にもならず、ここでバフン!と一発鼻息荒げ、遂にワードプレスをいじって新コーナーの投稿欄を設けた次第。
その作業に要した時間はものの一分程度だが、さあ、大変なのはここから先。
一旦始めた以上は先々投稿記事を執筆し続けなければならぬ。
新コーナーを始めるに当たってその理由を簡単に述べておくと、白樺では症状がなくなった後も心身のメンテナンスとしてそのまま邪気抜きを継続される方が少なくない。
中にはかれこれ25年以上通われている方もおられる。
そうなると私ともっとコミュニケーションを取りたい、私のことをもっと知りたいと依頼者の方が思われるのは人としては当然の欲求であるだろうし、よって、
「(代金はお支払いしますが、治療なしで)たまには今日は先生の話が聞きたいです」
「(代金はお支払いしますが、治療なしで)たまには今日は先生と話がしたいです」
などというリクエストを頂くことがある。
最初は、
「私は噺家ではなく治療家であり、ここは治療院ですから」
などと断っていた。
しかしながら、できる限り治療時間を長く確保するために治療前の談笑は長くならないよう事務的に接しており、よってその空間に無味乾燥感があることは私も否めず、加えて時間ギリギリまで邪気抜に精を出しているので治療後の談笑もあってないようなもの。
更にはメンテナンスともなれば、私としてはやることがいくらでもあるのだが、受けられる依頼者の側にしてみれば症状のビフォーアフターもなく、よって、
「たまにはじっくりお話でも...」
となるお気持ちも十分に理解できる。
そんな負い目もずっとあったので、ある時、
「じゃあ、今日は特別に...」
ということで一席ぶってしまったのが事の始まりである。
私の講演会もどきが終わり、
「俺は治療家なのに、こんなことでお金を頂戴してもいいのだろうか...?」
などと思案する私とは対照的に、その依頼者は今まで見た中で最高の笑顔を残して部屋を出ていった。
あの笑顔を見せられては、
「まあ、たまにはこういうのもありか...」
と思うしかない。
以来、いろいろな方とそのような時間を重ねてきた。
が、そんな時間が持てるのもあくまで対面治療を受けられている方限定で、遠隔治療を受けられている方々には全く関係のない話である。
今では当院も遠隔治療の方が比率的には多くなっているので、ならばサイトを利用して私がどのような話をしているのか遠隔治療の方にもわかるよう、その一部を公開してみようというのが理由の新コーナーなわけである。
治療以外での私の一面を知って頂くことにより、それがより白樺への信頼につながるのであれば、私にとっては週に一度の貴重な休み時間の一部を削ってでも先々継続するに値すると判断した。
具体的には日曜日における読書や見逃し配信などの時間を削り、その分を執筆に充てようというわけである。
なお、院と同じく執筆に当たっていくつかのルールを述べておきたい。
・依頼者の方と相互に話した内容については一切書かない。つまりは、講演会よろしく私が一方的に話した内容のみを執筆する。
・かなり省略して話の要点のみを文章化していることをご容赦頂きたい。
・坊主の説法のような話は一切しないと決めている。私が話すのは毒にも薬にもならぬ全くどうでもいいような日常の出来事である。
・お笑い芸人ではないので笑わせようなどとも全く思っていない。
・プロフィールの趣味欄に「美味しいものを食べること」とあるよう、それを反映してどうしても食の話が中心となる。
・院において私は自分のことを「俺」と呼んでいるので、当コーナーに限っては一人称を「私」ではなく「俺」を使わせて頂く。少し偉そうに聞こえるかもしれないが、その方がより等身大の私に近いように思う。
・書き込みをチェックしたり返事を書くとなると日々の雑務が増えるだけなので、申し訳ないけれども、各々の記事に対して皆様からの書き込みはできない設定にしています。
・平日は夜明け前から夜まで治療で忙しくしており、日曜日にしか執筆できないのでマメな更新はとても無理。新しい記事がポストされていればラッキー、程度に思って頂きたい。
